【作ってみよう!】家庭科で得た知識をフル活用!「鬼滅の刃」竈門禰豆子(かまどねずこ)の子供用衣装を作ってみる <part.4『着物(上)を作ろう!』>
さて、こたつに生息するようになり数週間。
完全にこたつと一体化し、ジオングと呼ばれるまでに成長しました。
パーフェクトになるのはまだもう少し先になりそうなので、
引き続きこの状態で作業を進めたいと思います。
むしろこの状態がパーフェクトなのです。
偉い人にはそれがわからんのですよ。
型紙を布に写そう!
まずは布に型紙を置いて印をつけます。
布に…
線を…
めちゃめちゃずれる!!
チャコペンが布にガガガって引っかかかるし、
少しでも手に力をいれるとずるってすべるし。
このままではすべるリアクションばかりが上達してしまいます。
仕方がないので、型紙を置いたまま線を引くことを諦めました。
角などのポイントにだけ小さく印を付けて、その印を繋ぐように線を引きます。
このやり方が邪道なのか横道なのかはわかりませんが、
型紙を置いて線を引くよりかなり楽になりました。
楽をするとどんどん楽をしたくなるものですね。
スカートなど長方形の部分は、もはや型紙を使うもやめてみました。
下敷きで直角具合を確認したり、長い部分は布を半分に折ったり試行錯誤して引きました。
型紙使った方が楽でした。
A4下敷きくらいの大きさならまだ書けるのですが、
90度を保ちながら大きな長方形を書くのは、やはり簡単ではないですね。
楽をするのは簡単ではないです。
これからも楽することを諦めずに尽力したいと思います。
そんなこんなでなんとか線もひけたので、
自分で引いた線がなんだかわからなくなる前に切り離します。
縫代用に、引いた線の3cmくらい外側を切りました。
身頃とか袖をつなげよう!
まずは着物(上)の後ろ身頃を縫い合わせます。
縫うところから1~2mm離れたところを仕付け糸で仮縫いしてから本縫いすると家庭科で教わった気がします。
何ヶ所かまち針でとめて…
縫います。
仮縫…
ここでも楽することを選んでしまいました。
家庭科の教え、全く生かされていません。
きっとこういうものぐさなことをして、失敗して、
「あ~やっぱり基本って大切だな。」
ってことを学ぶんだと思います。
その基本の大切さに気付くまで、ひたすらなみ縫いです。
そうです。手縫いです。
昔の人は皆こうして手で着物を縫っていました。
ねずこちゃんも手縫いでこの着物を作ったのでしょう。
だったらここは手縫いで頑張るしかありません。
身頃がつながったら袖を繋げます。
ただひたすらに…チクチクと…
ミシン欲しい。
やっぱり便利!ミシン!絶対!
ねずこちゃんにも教えてあげたい。
そんなことを悶々と考えながら手を動かしているうちに、袖がつながりました。
型紙の赤っぽい点線部分(袖口と袖の内側や脇の下)以外も縫い合わせます。
袖と身頃は、型紙のギザギザの部分だけつなげてあります。
今回着物を作るにあたり改めてじっくり観察してみたのですが、
脇が少し開いていたり、袖の内側が開いていたり、
とても興味深い構造をしていました。
きっと色々な用途を考慮して作られたんでしょう。
袖、教科書とか入りそうですもんね。
襟をつけよう!
襟はまず前襟と後ろ襟を1本につなげてから見頃につけようと思います。
さすがに直線じゃない部分はまち針のみでは心許ないので、
なんとなくざっくりと仮縫いしてみました。
常に なんとなく、ざっくりと。
仕付け糸をちょっとずつほどきながら、
襟の外側にくる部分と身頃を、布の端が中にくるように、まち針で止めました。
そしてそれを本縫い。
次に、襟を半分に折って、内側部分の布の端を中に織り込みながら、まち針で身頃と縫い付けました。
後ろ身頃を縫い合わせた布の端のほつれ止めをしていなかったので、
とりあえず三つ折りにしてまち針でとめておき、
その上に襟の内側部分をかぶせるようにしました。
そしてまつり縫い(もどき)で縫っていくと…
襟できた~。
なんかヘロヘロですが、とりあえず無事難関を突破しました。
あとは布の端がほつれないように処理です。
二枚の布を一度にくるくるっと巻いて縫ってしまいます。
そして、
着物(上)完成!!
わりと着物に見える。
ヘロヘロだけど、きっとアイロンでシャキッとしてくれるはず(気持ち的に)。
ここを乗り越えたらもう怖いものはありません。
次は着物(下)です。
ついにパーフェクトジオングお目見えです。