【作ってみよう】家庭科で得た知識をフル活用!「鬼滅の刃」竈門禰豆子(かまどねずこ)の子供用衣装を作ってみる <part.3『布を選ぼう!』>
前回、部屋の片付けに2日費やしてしまい出端をくじかれましたが(part.2『型紙をつくろう!』参照)、こたつを作業台にすることで作業スペースも確保し、春が来るまで一歩もここからでないぞという最高の居場所を手に入れました。
さっそくこの楽園という名の作業場で、布選びです。
まずは必要なパーツを書き出してみます。
ちなみに、子供でも脱ぎ着しやすく、尚且つ戦っても着崩れしないように、着物は上下で分けます。
【布を使うパーツリスト】
- 着物(上)
- 着物(上)の白い襟
- 着物(下)
- 着物(下)の折り返しの白い部分
- 羽織
- レッグウォーマー(?)
- 帯
- 帯締め
- 帯揚げ
- 竹用の布
- 鼻緒
その他、髪飾りやレッグウォーマー用の紐、着物(上)で使う紐、マジックテープやボタンなど、布以外で必要になったアイテムは後ほどまとめて記載します。
今のところ、足袋は購入して、草履は何かで代用しようかと思います。
竹はトイレットペーパーの芯などで作れないか考え中です。
さて布ですが、近くに手芸用品店があまりないので、オンラインショップで買うことにしました。
本当は実際見た方が、質感や色などイメージに近いものが探せるかと思うのですが、何しろ作業場が楽園なので、もうここである程度の作業は進めるしかありません。
色々検索してみたのですが、コスプレなどの布に特化した布屋さん「キャラヌノ」さんで購入させていただくことにしました。
一口に布と言っても種類がかなり多く、そこでもう挫折しそうになりましたが、さすがキャラヌノさん。
「作りたいもので生地を選ぶ」という、痒いところに手が届くサービスがあるじゃないですか!
せっかくですので、ここから希望に近い色の布を探します。
そして2時間かけて選んだのがこちら。
【布リスト】
《1.着物(上)+ 3.着物(下)》
ポリエステルツイル-レッド・ピンク1
ある程度厚みもあってしっかりしてそうなのに、かたさは普通というところに惹かれてこれにしました。
強面なのに本当は優しいみたいなギャップですね。
なにより色の種類が豊富です。
さらにスポーツ万能みたいな感じでしょうか。
《5.羽織+ 6.レッグウォーマー(?)》
ポリエステルレーヨン・平織 厚手-ブラウン1048
着物の上着なので、ポリエステルツイルより高級そうな布にしました。
こちらはスポーツ万能に加えて学年トップという感じでしょうか。
《7.帯》
ポリエステルレーヨン・平織 厚手-モノトーン1003
帯もある程度硬さが必要なので、羽織と同じ布にしました。
白系の中でも若干黄色い色にしました。
赤い市松模様は染める予定です。
《2.着物(上)の白い襟+ 4.着物(下)の折り返しの白い部分》
ポリエステルレーヨン・平織 薄地-モノトーン1226
襦袢に見立てた白い襟や裾の部分は柔らかい方がいいかと思い、薄くて柔らかめの生地にしました。
《8.帯締め》
アムンゼン 薄地-イエロー・オレンジ1756
柔らかくてざらざらの、いかにも和っぽい布です。
イメージは高級風呂敷です。
人の家のタンスさえ入ってしまう、唐草模様の大容量風呂敷ではない方です。
《9.帯揚げ》
アムンゼン 薄地-グリーン1745
帯締めと同じです。色も和風でいい感じです。
《10.竹用の布+ 11.鼻緒》
アムンゼン -レッド・ピンク1117
帯締めや帯揚げよりはしっかりめです。
このラインナップを見るだけでねずこちゃんが浮かび上がってくるような、錯視の様な鮮やかさ。
さらにこれらの布は、洗えてシワになりにくいという扱いやすさ。
子供たちが激しく動いても汚しても、私がうっかりお茶をこぼしてしまっても心配なさそうです。
(*アムンゼン薄地は洗う時注意が必要のようです。)
注文する布が決まったので、実際どのくらいの長さが必要になるのか、それぞれの布幅に型紙が入るようにデータを作り直しました。
着物(上)以外の型紙が何の前触れもなく出てきましたね。
そうなんです。作ったんです。唐突に。
モデルの身長やらなんやらは計ってあったので、
「まあ大体こんな感じでこんなサイズのものを作ればあんな感じになるんじゃないかな~」
っていう薄らぼんやりしたものを、しれっと型紙っぽくしてみました。
一見きっちりと作られている風ですが(プロには一見しただけでばれるでしょうが)、
あくまでも素人が思いつきで作っているものなので 信用してはいけません。
この先どうなるかまだ誰にもわかりません。
それなのに何の迷いもなく布を発注します。
無知な人の自信って怖いですね。
そして次の次の日。もう届いた!布切るの早っ!
次に日には届いてしまう地域もあるようです。仕事早いですキャラヌノさん。
それにしても布重い。予想外の重量感です。
のし餅でも届いたのかと思いましたが、開いてみたらやっぱり布でした。
さっそく楽園(という名のコタツの上)に布を広げてみましたが…
乗りきらない。
広げた布が完全にこたつを包み込み、まるで天蓋カーテンのよう。
まあそんなことは型紙を作った時点で分かってはいましたが、(いろんな意味で)これ以上の場所が見つりそうにないので、なんとか工夫しながらここで作業を進めたいと思います。
ただ今だけはこの真新しいこたつ布団に包まれながら、楽園を満喫したいと思います。